炊くのに時間がかかったり、下ごしらえがめんどうといった理由から、
豆や粒を料理の素材にあまり使わなくなりました。
雑穀のほとんどは洗ったら流れてしまいそうな小さな粒ですが、
白米にない栄養がたっぷり。

最も簡単に雑穀を味わう方法は、
スティックタイプに小分けされた雑穀をお米に混ぜて炊くことです。
白米一合あたり20gほどの量の雑穀を混ぜるだけで、
いつものご飯がちょっぴり味わい深くなります。
雑穀ごとに色も味も違います。
とくに「健康のため玄米をご飯に混ぜているけど、ちょっと重い時がある」
という方に雑穀はおすすめです。
慣れてきたらお好みのブレンドを考えて、バリエーションを広げてくださいね。

黒米をほんの少し白米にまぜて炊いたご飯	あわを２割ほど白米に混ぜて炊きました

	おすすめMYブレンド　 その１ たかきび、あわ、きびを加えた「食物繊維プラスご飯」。 ピンク色が春向きです。

	おすすめMYブレンド　 その２ そば、アマランサス、きびを加えた「若々しさプラスご飯」。血液サラサラ効果や善玉コレステロールを増やす効果がある雑穀です。

肉よりも野菜に合う雑穀

次はいよいよ雑穀を使ったおかずに挑戦です！
何種類か作ってみて発見したことは、「雑穀って野菜のやさしい味に合う！」ということ。

野菜をたくさん食べたい、と思っている方はたくさんいらっしゃいますが、
食卓では肉や魚の引き立て役で使われている場合が多いのでは？
野菜だけじゃボリュームがないし、肉のうまみがあるからこそおいしいんだと、
私も思っていました。

雑穀と野菜を合わせると、まずボリュームがでます。
粒の食感があるので満足感があるようです。
特にかぶ、白菜、大根、じゃがいも、れんこんといった、
やわらかい味わいの野菜のうまさを十分に引き立ててくれるのです。

野菜がたくさん食べられますので、食物繊維、ビタミンが摂取できます。
もちろん雑穀にもビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富ですので、
ダイエットや毎日の健康管理の味方なのです。

この雑穀料理に慣れてくると、あまり肉を食べたくなくなったのが不思議です。

簡単に作れるものは？

毎日忙しいのに下ごしらえは無理！
という人はスープから試してはいかがでしょう？

熱の通りが良いそばの粒は、きのこといっしょにだし汁に入れてゆでるだけで、
おそばの香りのするお吸い物ができあがり。
トマト味のミネストローネスープに、はとむぎを加えて煮込めば、
モチモチした食感がプラスされて楽しいですよ。

ぜひ普段のメニューに雑穀を加えてみてください。